本を読んで、いいな、と思ったことを自分の暮らしに取り入れてみるのが好きで、本屋さんや図書館に行くと、暮らしや料理関連の本、自分の生活を楽しんでいる方のエッセイを見ていることが多いのですが、自分の読書備忘録も兼ねて、最近読んで良かった本を記録したいと思います。
その1、広田千悦子さんの「くらしを楽しむ七十二候」。1年を七十二候にわけて、季節の食べ物や行事の楽しみ方が書かれているのですが、知らなかった行事や昔からの季節の料理が知られて、とっても楽しい1冊となっていました。季節を楽しむ提案がたくさん書かれているので、私はいつも通勤時に来週のページを読んで、来週の楽しみプランを考える参考にしています。写真はこの本で知った「鷽替え」という年始の行事で、去年の厄災を”ウソ”に替えてくれるのだそうで、とってもかわいい鷽鳥さんを我が家に1羽お迎えしました。
その2、画家の牧野伊三夫さんの「かぼちゃを塩で煮る」。料理好きの牧野さんが、自分なりの世界観で料理をつくるということを心から楽しんでいる様子が、読んでいて何ともうきうきとした気持ちになれる本で、この本を読んで焼きりんごとポークソテーをつくったり、セビーチェをつくってみたりしています(私は料理が好きなだけで、上手ではないので写真は省略)。あと、どうしても欲しくなって雰囲気満点の木の落し蓋を買いました。この本は、レシピ本ではないのだけれど、料理の工程や背景、牧野さんなりのコンセプトが本当に楽しそうに語られていて、読んで一部想像しながら同じ料理をつくってみるのがとっても楽しいです。
その3、高橋みどりさんの「くいしんぼう」。食に関する思い出が優しく綴られたエッセイ本で、読むと、こういう視点でごはんを食べにいってみるのもいいな、休日ゆっくり時間をとって手の込んだごはんをつくってみようかなという気持ちになれます。ずっとデビューしてみたかったものの、先送りしていた近所のBARへのひとりデビューは、この本を読んで叶うことになりました。
手持ちの本を随分読み終えてしまったので、今週はどこかで大きな本屋さんに行ってみようかと思います。次はどんな本に出会えるか楽しみです。
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