クルタクルティさんが上演しているインドネシアのジャワ島やバリ島で行われる伝統的な影絵芝居、ワヤン・クリを観てきました。水牛の革で作られた人形を使い、白い布の後ろから光を当てて影を映し出し、物語を伝えるダランと音楽を奏でるガムラン隊で構成されているワヤン・クリ。初めて観に行きましたが、始まってすぐのオリエンタルな音楽とともに、すぅっと不思議な世界に惹きこまれ・・・
上演中の席移動は自由で、表からと裏から楽しむことが出来たのですが、表から観ると色鮮やかな世界、裏から観ると影絵の世界を楽しむことができ、神秘的な物語を耳にしながら、表と裏を行ったり来たりしながら、ワヤン・クリの世界をたっぷり楽しみました。
上演後は、人形や楽器を間近で見せていただけたのですが、人形はひとつひとつが細かくデザインされていて、アートとしても見応えのあるつくり。ワヤン・クリは元々インドからインドネシアに伝わって、物語を少し変えて今の形になっているとの経緯だそうで、ところどころ仏教を感じさせるテイストも見られました。
世界観を体感できる観劇に感動し、いつか本場のワヤン・クリも観に行ってみたいなぁという気持ちになったとっても良い時間でした。
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